コラム
2023年3月29日
防災研修会
3月10日
職員を対象とした防災研修会を開催しました。
ふたりの講師の方にご講演をお願いしました。
非営利団体「みなまる」代表の西山佐知子さんは、ライフワークとして、SDGs(持続可能な開発目標と改善活動)の考え方を基調としながら、防災活動や障がい児(者)支援を同時に達成できるように取組を進めてみえます。防災マントを考案され、その縫製作業を障がい者や高齢者の就労支援につなげたいとの思いから、大きな企業と連携されるなど、幅広く活動を展開してみえます。
今回のご講演では、こうした取組の流れを丁寧にわかりやすく話していただきました。
また、長年、防災ボランティアとして活動されている「春告(はるつげ)鳥(どり)」代表の三浦洋子さんからは、被災地での救援活動の様子や避難所生活でのトイレの重要性を体験に基づいて語っていただきました。一人ひとりが安心して用を足せるようにと開発された簡易トイレを紹介。文字通り、一斗缶と段ボールで作れる「缶(かん)易(い)トイレ」の普及に努められるとともに、トイレの賛同協力金100円を赤い羽根共同募金に全額寄付してみえるなど、お二人とも社会貢献活動と防災活動とを連結される着想がとても斬新でした。
「日ごろから、発災したときのことを考え、どのように行動するかを想定し、練習しておくことが大切です。」と繰り返された言葉が、私たちの心に残りました。