コラム
2024年6月17日
子どものことばから考える
「きらきらさんはなにをするところ?」
療育が終って帰り際、ふと思い出したように小学生のKくんが私にそうたずねました。
私はとっさに「勉強するところ」と答えました。だまってきいていたKくんは、そのあと 、何もなかったかのように「ひらけごま」と言ってドアを出ていきました。
ちょうどその前の療育の時に、おうちの方との話の中で、家庭でもいろんな質問が増えていること、自分が放デイに通っていることについて、質問もあったということを伺っていたところでした。
今までにも、療育時間内に「どうして自分はここに(きらきらに)くるのか?」というような疑問を発する子があり、その都度「友達とうまく遊べるようになるために…」とか、「小さい時はおしゃべりがあまりできなかったから、おしゃべりがいっぱいできるようになるために…」など私なりに考えて伝えたことがあります。
また、家庭で「どうして自分は(自分だけ)きらきらに行くのか?」とたずねてきたという話を伺ったこともありました。
私自身、どう答えたらよかったのかな。○○ちゃんはどんなふうに思ってたずねたのかな。などなどずっと考えさせられていることの1つです。